1: :2013/11/22(金) 23:43:14.31 ID:
宮崎駿監督の引退表明&『風立ちぬ』の大ヒットが社会現象を巻き起こした“ジブリイヤー”。
その締めくくりとして、高畑勲監督の最新作『かぐや姫の物語』の公開(11月23日)が迫る中、
“ポストジブリ”と目されるスタジオのプロデューサー陣が同作について語っている。
スタジオジブリの今に迫るドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』(砂田麻美監督)の公開を
記念し、11月15日(金)夜、東京・新宿バルト9で、現在ジブリでプロデューサー見習いを務める
川上量生氏を聞き手に、『009 RE:CYBORG』などで知られる「Production I.G」の
石井朋彦プロデューサー、細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』を制作するため、
「スタジオ地図」を立ち上げた齋藤優一郎プロデューサーの両人がトークショーを実施。
2つのスタジオとも“ポスト・スタジオジブリ”の最右翼として国内外で注目される存在だ。
高畑監督にとって14年ぶりの新作となる『かぐや姫の物語』は、日本最古の物語文学
「竹取物語」に隠された、ひとりの少女・かぐや姫の“罪と罰”を独特なタッチで描く長編アニメーション。
そんな本作について、石井氏は「瞬きするのももったいないほど。世界一の演出家の手練と、
手で描いた絵が動き出すすさまじさに圧倒された。何より、かぐや姫が可愛い」と絶賛。
さらに「緻密化、キャラ化する日本のアニメと真逆で、ムダが一切なく省略的な世界だからこそ、
感動できる。何より“高畑さんの「かぐや姫」”になっている点が素晴らしい」。
製作に8年を費やし、総製作費は50億円。
それでもプロデューサー目線では「暴言かもしれないが、50億円でも安いと思う」と言い、
「国宝級ですよ。巷では高畑監督の最後の作品と言われるが、これを観て『まだ作るな』と思った」
と熱弁していた。石井氏はジブリで、高畑監督の前作『ホーホケキョ となりの山田くん』の制作に
携わった経験を持つ。
一方の齋藤氏も「やはり絵画としての魅力がある。今、国宝って話が出ましたが、
重文(重要文化財)にふさわしい」とやはり賞賛を惜しまない。『おおかみこどもの雨と雪』の
大成功で俄然注目を浴びる中、「ポストジブリと言われても、時代も人材も違いますからね…。
やっぱり○○的を目指すよりも、常に新しいチャレンジを重ねて、自分たち的なことを
するしかないと思う」と決意を新たにしていた。
『夢と狂気の王国』は新宿バルト9ほかにて公開中。
『かぐや姫の物語』は11月23日(土・祝)より全国にて公開。
http://www.cinemacafe.net/article/2013/11/22/20445.html
映画公式
http://kaguyahime-monogatari.jp/
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宮崎駿監督の引退表明&『風立ちぬ』の大ヒットが社会現象を巻き起こした“ジブリイヤー”。
その締めくくりとして、高畑勲監督の最新作『かぐや姫の物語』の公開(11月23日)が迫る中、
“ポストジブリ”と目されるスタジオのプロデューサー陣が同作について語っている。
スタジオジブリの今に迫るドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』(砂田麻美監督)の公開を
記念し、11月15日(金)夜、東京・新宿バルト9で、現在ジブリでプロデューサー見習いを務める
川上量生氏を聞き手に、『009 RE:CYBORG』などで知られる「Production I.G」の
石井朋彦プロデューサー、細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』を制作するため、
「スタジオ地図」を立ち上げた齋藤優一郎プロデューサーの両人がトークショーを実施。
2つのスタジオとも“ポスト・スタジオジブリ”の最右翼として国内外で注目される存在だ。
高畑監督にとって14年ぶりの新作となる『かぐや姫の物語』は、日本最古の物語文学
「竹取物語」に隠された、ひとりの少女・かぐや姫の“罪と罰”を独特なタッチで描く長編アニメーション。
そんな本作について、石井氏は「瞬きするのももったいないほど。世界一の演出家の手練と、
手で描いた絵が動き出すすさまじさに圧倒された。何より、かぐや姫が可愛い」と絶賛。
さらに「緻密化、キャラ化する日本のアニメと真逆で、ムダが一切なく省略的な世界だからこそ、
感動できる。何より“高畑さんの「かぐや姫」”になっている点が素晴らしい」。
製作に8年を費やし、総製作費は50億円。
それでもプロデューサー目線では「暴言かもしれないが、50億円でも安いと思う」と言い、
「国宝級ですよ。巷では高畑監督の最後の作品と言われるが、これを観て『まだ作るな』と思った」
と熱弁していた。石井氏はジブリで、高畑監督の前作『ホーホケキョ となりの山田くん』の制作に
携わった経験を持つ。
一方の齋藤氏も「やはり絵画としての魅力がある。今、国宝って話が出ましたが、
重文(重要文化財)にふさわしい」とやはり賞賛を惜しまない。『おおかみこどもの雨と雪』の
大成功で俄然注目を浴びる中、「ポストジブリと言われても、時代も人材も違いますからね…。
やっぱり○○的を目指すよりも、常に新しいチャレンジを重ねて、自分たち的なことを
するしかないと思う」と決意を新たにしていた。
『夢と狂気の王国』は新宿バルト9ほかにて公開中。
『かぐや姫の物語』は11月23日(土・祝)より全国にて公開。
http://www.cinemacafe.net/article/2013/11/22/20445.html
映画公式
http://kaguyahime-monogatari.jp/